リーストコイン International Committee for The Fellowship of the Least Coin
リーストコインの交わりは アジアの女性が始めた国際的な運動です。1956年の秋、アジアの各地の教会をたずねて旅行したインドのシャンティ・ソロモン夫人が、世界の和解と平和の為に祈り、どんな人にも必ず出来る献金の方法を考えました。それは、いろいろな国で、キリスト者の女性が、その国でいちばん額の小さい貨幣を、祈りをこめてささげましょうと、始められた祈りの運動です。 このリーストコイン献金は、たくさんのお金を集めることよりも、すべての人が、個人でも、グループでも、無理なく喜んで参加できるように、いちばん小さなお金が用いられ、祈りをもってささげられる自由な献金です。 アジア教会婦人会議(ACWC)第一回大会(1958)で、この運動を推進してゆくことを決定しました。数年たたないうちに日本や他のアジアの国々にこの運動が拡がり、これを伝えきいたアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの女性たちも加わって、今では世界中の教会婦入の運動となりました。 いま、このリーストコインの献金は、世界の各地で、教会の伝道と奉仕の業を助けています。 日本では アジア教会婦人会議日本委員会(ACWCJ)が推進していくことを活動の一つとし、献金を集め、毎年、本部(スイス/ICFLC)に送っています。 世界の献金は
リーストコインの交わり国際委員会(ICFLC)が管理し、世界の教会から、求めに応じ、教派を越えて世界の平和と和解に役立つ活動に配分されています。
日本で献金をいただいた主な活動は・・・ ●第3回広島平和会議に出席する他のアジアからの代表を招く為 ●在日老人介護の奉仕者訓練 ●セットンの家(高齢者ホーム) ●阪神大震災被災者のため ●震災犠牲者のための特別委員会のため ●ぶどうのいえ聖テモテ愛の家
●社会福祉法人るうてるホーム 等々
ACWCとは アジア教会婦人会議(Asian Church Women's Conference)は、アジアにおける教会婦人の教派を越えた組織です。 ACWCは教会がこの世において神の御心を行うために、イエス・キリストを救い主とする共通の信仰を分かち合う教会婦人たちが一体となって、福音を証しするために組織されています。そのための大会が4年ごとにフィリピンで開催されます。 2014年に第15回大会がフィリピンで開催され、日本では1966年の第3回大会と1978年の第6回大会が開かれました。 その目的は、 1)開発・正義・あかしのプログラムを通して、生活のあらゆる面でキリストの愛を明らかにし、 2)キリストにあってひとつであることを宣言し、祈り、超教派の交わり、行動を通して 教会婦人としての信仰と責任を表し 3)男性と共に教会と社会に積極的に参加できるように女性の能力を育て、 4)リーストコインの交わりを支持、推進することにあります。
(リーストコインの交わりパンフレットより) |