正典研究委員会



活動方針


各地の「正典として聖書を学ぶグループ」への助言、交流、情報交換の場を作り、委員会の成果を発表する

 


主な活動


  1. 委員会主催公開講座

  • 公開講座T:毎偶数月第4月曜日  聖書各書のかけがえのなさと証言者主体の探求

  • 公開講座U:毎奇数月第4月曜日  正典的聖書の読み方の講義(辻哲子師)、各書のかけがえのなさ

  1. 共同学習を常任委員会と共催:期毎に掲げられる連合主題の学びのため

  2. 全国「正典として聖書を共に学ぶ会」主催 期毎に各地で開催

  3. 上記全国集会の報告書として小冊子「聖書を共に学ぶ」シリーズを発行する。


全国の「正典として聖書を学ぶグループ」


 

 

歴史 小史Wより


私たちは聖書をどのように読んできたのだろうか。

委員会の発足
 婦人会連合は、その発足に先立つ婦人専門委員会の時から「聖書の学びと祈り」を活動の中心に置いていたが、1979年、十周年全国集会の岡村民子氏の講演において『 教会が拠るべき唯一の正典であり、‥私たちの信仰と生活の規範である』と信仰告白している聖書に聴く姿勢を改めて問われた。そこで6期の中央委員会は、「聖書をして聖書を語らしめる」正典的聖書研究を活動方針に掲げ、継続的に研修していった。しかしその過程で、連合が一つの聖書解釈を取ることへの異議が投げかけられ、中央委員会は真摯な討議を重ね、1987年、10期に、連合の活動方針としては「主体的に聖書を学び続ける」とし、新たに小委員会を設置して正典的聖書の学びを委ねた。そしてその活動方針を「各地の正典として聖書を学ぶグループへの助言、交流、情報交換の場を作り、委員会の成果を発表する」と定めた。
そこで発足した正典研究委員会は、六期から九期まで果たした中央委員会の活動を継承し、公開講座や全国的学びの会を自主的に開催していった。

聖書を主体的に学び続ける 
 その活動を助言し指導されたのは、神学博士・岡村民子氏であり、また森和子師であった。やがて1999年をもって岡村民子氏は助言者を辞任された。その後、森 和子師が責任を引き受けられたが、病気のため一期のみで辞された。委員会はこれまでの両先生のご指導を感謝し、以来、自主的に聖書正典の学びに挑戦していくことになった。
 公開講座において聖書を即物的に読み続け、次第に聖書の救拯史的文脈の学びへと導かれていたとはいえ、未だ途上であった。そこで、それぞれが求めた各書のかけがえのない主張を聞き、学び合うことにひたすら努めてきた。さらに主題的研究として「証言者的主体とは」について各書に問いつつ共に歩みを進めている。この学びを通して少しずつ御言葉が開示してくる喜びを味わっている。
なお、毎月開催してきた公開講座を2006年11月より二講座とし、偶数月を公開講座T、奇数月を公開講座U・新「聖書を共に学ぶ会」を設け、辻 哲子師が助言に当たり、新しいメンバーにより学びが進められている。18期、第9回(2004年9月、熱海)には、阿久戸光晴師(聖学院大学)を講師として迎えた。以後、阿久戸光晴師より、正典として聖書を学ぶ意義と、連合主題として掲げた各書について講演をいただいてきた。これはその都度、参加者の希望を受けて講師依頼そしてきたことであったが、これまで引き受けてくださったことに深く感謝している。

連合活動の中で
期ごとの連合主題については、委員会は連合の課題を捉え、歩む方向を見据えながら責任的に中央委員会に提案してきた。また、2001年より連合活動を責任的に担っている各小委員会、特別委員会に呼びかけて、常任委員会と共催し、連合主題として掲げた聖書を学ぶ「共同学習」を期の始めの年に開催している。2回目からは委員会以外にも広く呼びかけている。この学びを契機に、2009年に長野北信分区に「正典として聖書を学ぶ会」が発足した。
四十周年全国集会では、委員会は分科会「聖書研究」の責任を担い、篠浦千史師が「正典としての聖書の読み方」を講演された。この時の発表者の一人は、「今こそ、霊の糧であり、命の御言葉である聖書に聴いていきたい」と願い、東日本大震災と原発事故による放射能汚染の不安の中にある福島・郡山方面にあって、その三ヶ月後の六月にグループを発足させた。

連合の草創期を導き、委員会を担った林 敏子氏は「時代の問題が危機的であればあるほど、聖書をして聖書を語らしめる正典としての聖書解釈へと関心は引き寄せられる。」と小史(1983年版 47頁)に記している。連合の歩みはいつも時代の問題を突きつけられ、緊張の中にあった。そして今、東日本大震災、原発事故による被ばくという重荷を負いつつ復興に向かう日本の中で、キリスト信仰に生きる者として考え、果たすべき課題はいっそう多い。
そのような中で、創造的に主体的に活動していく連合の源にある「聖書を正典として聴き続ける」姿勢に改めて目を留めたい。正典研究委員会としてその姿勢を担って20年余りを経た今、いっそう聖書66巻が示す広きところに立って、主を告白していきたいと切に願う。
各個教会で養われ、全体教会の交わりの中で、新しく聖書に聴き、学び、祈りつつ上よりの聖霊の導きを受けてこの世を生きていくことが、プロテスタント教会が拠って立つ聖書信仰を確かなものにしていくと信じる。


全国「正典として聖書を共に学ぶ会」開催地



お知らせ


2017年度 公開講座の御案内

場所:日本基督教団小会議室 〒169-0051  西早稲田2-3-18-76 03-3203-4258

時刻:午後1時〜4時         

 

【公開講座T】

     
  4月24日  歴代誌下 6月26日  エズラ記 8月28日 ネヘミヤ記
  10月23日 エステル記  12月11日  ヨブ記 2月26日 詩編
 

【公開講座U】

     
  5月22日  サムエル記上 7月24日 サムエル記下 9月25日 列王記上
    11月27日 列王記下 1月22日 歴代誌上 3月26日 歴代誌下

 

公開講座T・Uとも、どなたでも、いつからでもご参加ください。

公開講座Uは初めて参加される方向けの講座です。はじめに辻哲子師の「正典として聖書を学ぶ」講義を聴き、後半は、課題の書について、発表者の発題を聴き、続いて学び合いの時をもちます。年会費は3000円です。時々しかご出席になれない方のために、参加された時だけ500円の会費を払う回払いの方法もあります。

初めて参加される方も、課題の書を1回通読して参加されると、より意義深い学びの時となることでしょう。

ご不明な点は・ご質問等はこちらへどうぞEmail

 < 共に聖書を学ぶ >ために

 私たちは新旧約聖書を、今も生きた神の言葉として<私たちの信仰と生活の規範>であると告白しています。そこで聖書を規範として受け取るために、まず部分からではなく全体からその書の独自の主張を聴くことが出発点となります。具体的な一つの方法として、以下の学び方を試みていますので、参考にしてみて下さい。

@ 一書を通読しましょう。
その書が何を告げようとしているかを考えながら一書として通読します。繰り返し読んでみましょう。

A<かけがえのない主張>の文章化をしてみましょう。
 その書に何が書かれているかの大意をまとめるのではなく、その書の特徴的書かれ方、すなわち順序、展開、雰囲気などを押さえながらその書のメッセージとして読み取った<かけがえのない主張>を文章にしてみます。なお、新しい発見があれば、それが手掛かりになることもあります。

B 構図を立ててみましょう。
次に<かけがえのない主張>を支えるためにその書の全体を見ながら区分してみます。そして<捉えた構図>によってその書の<かけがえのない主張>が文脈に合っているかどうかを見てみます。いずれの場合も出来れば短い文章の方がその書の主張をはっきりさせることが出来るでしょう。

C ディスカッションをします。
この学びにはディスカッションが欠かせません。或る人の発表をもって模範回答とすることではありません。従って同じ書を学びながら、各自が捉えた<かけがえのない主張>には、当然、個性的違いが出てきます。個性的でありながら<どれだけその書に即しているか>を話し合うことにより、聖書から私たちの狭さ・浅さ・低さを破られ、聖書それ自体の高さ・深さ・広さに気付かされていくでしょう。


時間がなく準備出来なかったとしても、参加することで新しい発見が与えられと思います。
 

聖書各巻の<かけがえのない主張>を求めるとは

 岡村民子先生より
 その書の最大限の内的充実としての先端的なものを求める。
それは他の書では表せないものであり、それが欠けると正典とならず、キリスト証言の何かが欠けてしまうことになる。その書でなくては言っていない一点を求めたかを求める。

<かけがえのない主張>に含まれているというのではなく、頂点として言われているかを問う。そのかけがえのなさを表現として最後の部分において頂点が見えるようにした方が良い。事柄が煮詰まっていない状態で、あれもこれもと良いとこ取りしてしまうと、当然、曖昧な理解のままに止まってしまう。それでは戦いを起さない。各書の頂点同士が戦いを起すようになるはずだからである。

 

共に学ぶシリーズ25 マルコによる福音書 発刊のお知らせ

2016年9月に、東海教区北信分区で開催された 第15回全国「正典として聖書を共に学ぶ会」長野の報告書です。どうぞお買い求めください。

発注先:連合事務局Email

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